2016年12月20日

ドイツのサンタクロースは…

私「あ、サンタクロースだ!」
夫「違う。セント・ニコラスだよ。」
私「そういえばサンタより痩せてる…(´・д・`)」



ドイツでは、サンタクロースではなくセント・ニコラスがクリスマスにプレゼントを届けてくれます。
現在の恰幅良く陽気なサンタクロースのイメージを生み出したのはコカコーラ社というのは有名な話ですが、そのサンタのアイデアの元になったのがこのセント・ニコラス。

ニコラスはトルコに実在した司教で、貧しい家に金貨を分け与えて助けたことから(その時ニコラスが金貨の入った袋を煙突から投げ入れ、それが偶然靴下の中に入ったらしい)、ヨーロッパのいくつかの国では彼の命日12月6日夜に、靴下の中にお菓子やみかんを入れる風習があります。更に12月25日のクリスマスには、(もっと商業的な)プレゼントも貰えるので、ドイツの子どもたちは12月は2度美味しいようです。

よく日本だと、
「良い子にしていないとサンタさん来ないよ?」と言う親がいますが、そのドイツバージョンは、

「クネヒト・ルーブレヒトが来るよ!」
(名前長いし誰やねん)

クネヒトは、ニコラスに同伴している悪魔(らしい)で、黒い格好をしていることからブラックサンタとも呼ばれています。
日本のなまはげのような存在で、叩いてお仕置きをしたりして悪い子を懲らしめるそうです。
すっかりサンタ一色の商業的なクリスマスに染まっていましたが、ドイツのクリスマスも面白いですね。


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